縁を紡ぐねこ
わたしは基本的にカラーの夢を見るのですが
その日は茶トラのねこが金網をよじ登ろうとして爪が引っかかり身動き取れなくなってニャゴニャゴ言ってるところをわたしが抱き上げ
ダンナさんにこのねこ飼ってもいい?と聞く夢を見たのでした。
夢を見た数日後
ある保護主さんがちびねこの里親を探しているという話を友人から聞き
大変に心が揺れましたがうちはモモンガがいます。しかも賃貸だし。
そもそもは迷い猫だったらしい茶トラと白毛のこねこ
もちろんダンナさんも今の状況ではねこは諦めなさいというスタンスで
このお話は流れるかと思っていたらわたしの母が飼うことになりました。
こねこは保護主さんのお宅で大事に大事に育てられていて
心優しい大型犬と、たくさんのおにいさんおねぇさんねこたちと暮らしていたのでした。
今日保護主さんと待ち合わせしてこねこを譲り受けに出かけてきましたが
今回の話をくれた友人も一緒に来てくれることになり、一緒に電車で横浜まで向かうことになりました。
前日にお互いいつものファッションは止めておこう、すこぉしキレイ目にして行こうと打ち合わせをしたものの
先日突然なんかのスイッチが入って断捨離し過ぎて秋物がないわたくし
さらにブリーチし過ぎて傷んだ髪が突然うっとおしくなり昨夜セルフカットしてたらどうにも止まらなくなりだいぶ切り過ぎたアタマ(しかも色はまだら)で
カーキのモッズコートに黒のタイダイぱんつにバイク乗る時用の左足に穴があいた黒ブーツで
どっから見てもなんか拗らせてるお金がないひとファッションです本当スミマセン。
友人はこれからスタジオでバンドのリハだということでギターを背負い、
わたしにプレゼントしてくれる為に手作り味噌を持参してくれていました。
そこはかとなく車内に溢れ出す味噌臭。ここは味噌の国日本ですからね。多分よくあることでしょう。
よくよく話を聞くと保護主さんと友人は知り合いではなく、友人との間にはさらに何人かのひとを介していたらしく
本当によくわたしにまで話が来たなぁという感じでしたね。
道中友人と
保護主さんにあなたは胡散臭いからこねこを渡せないわ!!と言われたらどうしょうとビクビクしながら向かいましたが、
もちろんそんなことはなくつつがなくこねこを譲り受けました。
友人に話をくれた友人という方もいろいろ心配してくださってわざわざ来てくださってました。
みんなでこねこの門出を祝ってくれて
本当にありがたいなぁ、コイツをシアワセにしてやらなきゃなぁとちょっとした花婿気分を味わいながら無事に帰宅。
危惧していたモモンガも
相変わらず優雅にお昼寝中でねこに気付いて騒ぐ、とか一切なく、一安心しました。
そしてねこは
わたしがソファで横になった途端に腹に乗って来やがりましたよ!(◎_◎;)
少しくらいは警戒しろょ…まぁいいけどぉぉぉ…